明日から全日本百傑戦が始まります

かなり久しぶりの更新になりましたが、明日からチェス全日本百傑戦が始まります。日本初のアービターセミナーが行われていたり、現在フランスで行われている国際大会、Cappelle la Grande 2018にIM小島を含めて、4名の日本選手が出場していたりと、話題はあったのですけど、いかんせん自分が年明けからほとんど活動しておりませんでしたので、ずっと更新もおサボりしていました…。さて、ちょっと大会についておさらいしたり、展望を書こうと思います。

全日本百傑戦とは?

毎年3月に行われるJCA公式の大会。記録を見る限り、1982年からほぼ毎年行われている大会で、全日本選手権の予選を兼ねる重要な大会。今年の大会の概要ですが、

  • JCAスイス式6回戦、持ち時間は50分で1手ごとに30秒の加算。
  • 参加者8名につき1名の割合で、全国大会にシードされる(すでにシードされている選手の分は繰り下がりがある)。
  • オープン、Aクラス、Bクラスのクラス分けがあり、それぞれに入賞者の表彰がある。

参加者上位10名

3月9日の時点でのエントリーはちょうど70名となっています。そのうちの上位10名が以上の通りですが、ほぼこれで日本のTOP10といってもいいメンバーとなっていますが、IM小島慎也は現在国際大会に参加していますので、不参加です。ちなみにTran Thanh Tu選手は大分久しぶりの参加で、全日本選手権のシードも持っていませんが、それ以外の9名はすでに全日本選手権にシードされています。

展望

展望を考える前に、今回の大会の問題点を挙げておきましょう。それはズバリ、ラウンド数が少ないということです。今の時点で70名のエントリーがありますが、JCAの大会は、伝統的に(少なくとも私が子供の頃から)当日エントリーを受け付けていますので、当日にかなり参加人数が増えることもあります。今回の大会も、当日にはエントリーが80名を超える可能性がありますが、その場合、6ラウンドの大会では、全勝者が複数(引き分けが全くない場合、80→40→20→10→5→3→2といった感じ)でて、正当にNo.1を決めることができない可能性があります。

さて今回、単独優勝のボーダーラインは、ズバリ全勝!だと思います。リスト最上位の2名、Tu選手は2016年の全日本百傑戦で、南條選手は2013年のジャパンオープンで全勝優勝をしており、このメンバーでも、2人とも全勝で切り抜けられる実力と実績があります。まあ、できればポイントではっきりと順位が決まってほしいんですけどねー。上位6名は2300を超えるレーティングを所持しており、展開次第で、誰でも優勝できる可能性があると思います。

え、私ですか?私は全日本選手権に参加しない予定なので、マイペースに勝ち越しを目指します!では明日、よろしくお願いします。

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