チェスを始める方法2

チェスを始める方法2

本などでルールをある程度理解したら、チェスを始めましょう。駒の動かし方がわかったら、まずはゲームということになります。ちなみに、ここに書いてある内容は、あくまで楽しみながら、一定レベルまで上達するための個人的な意見です。世界レベルのプレイヤーになるためには、まったく別のアプローチが必要だと思いますので、一応参考までに。

どこでチェスをするか

残念ながら、日本で手軽にチェスができる場所はありません。実はJCAの運営するチェスセンターも土日しか開いていませんので、初心者がリアルにチェスできる場所が少ないのです。過去に、東京で平日も開いているチェスサロンを運営した人がいましたが、1年ちょっとで閉店になってしまいました。学生のチェスサークルが自分の学校にある人は、ぜひサークルに入ることをお勧めします。やはり、リアルに人と対戦した方が楽しいですしね。

私がチェスを始めたきっかけは中高の部活でした。当時は、インターネットがなく、固定電話の時代でしたので、部活以外では日本チェス協会の大会に出る以外、実戦の場はありませんでした。部活で主にブリッツ(5分程度の持ち時間の試合)をして、公式戦にはほぼ全部出ていました。

なにをするか

さて、自分の経験上、ゲームの数をこなせば、ある程度までは上達します。自分が初級者のころにやっていたこととしては、

  1. とりあえず、ゲーム数をこなす
  2. プロブレム(詰めチェス)を解く
  3. 定跡を覚える

部活では、当初熱心にやっている人が少なかったので、それほど細かく指導してもらったことはありませんでしたけど、3年間でレイティングは1500オーバーまでは行きました。

試合をこなす

短い時間のゲームをたくさんこなすでいいですが、その場合でも何か目的を持っていたほうがいいですね。例えば、新しい定跡を試す、とかです。長いゲームや時間なしのゲームを勧める人もいますが、最初は長すぎても、有効に使えないと思いますので、5~15分くらいまでがいいんじゃないでしょうか。

地方都市に住んでいたり、身近にチェスをやる人がいない場合は、インターネット上の対戦サイトを使うのがいいでしょう。最初は当然無料のサイトがいいと思うので、オススメはChess.comですかね。一応日本語対応もありますし、メジャーなサイトで、対戦相手も比較的すぐ見つかります。

プロブレムを解く

当時、自分で持っていた本は、ヒガシコウヘイのチェス入門定跡編、ボビー・フィッシャーのチェス入門の2冊で、あとは部室においてあった、エンサイクロペディア(定跡の辞典のような本)やよくわからない洋書を見る以外の勉強法はありませんでした。

そこでよくやっていたのは、プロブレム(詰めチェス)を解くという訓練です。最初は1手詰めでいいのです。それで攻め方の基礎がわかります。昔読んだ本は忘れてしまいましたが、現代の本でコスパが高い本は

Chess: 5334 Problems, Combinations and Games

こちらの本です。私も実は全部はやっておりませんが(-_-;)、これだけ問題数があればかなり長く使えます。英語力がなくても、解くだけなら大丈夫。

 

ちょっと見ただけですけど、Chess.comのレッスンのページもよさそうですよ。ご参考までに。

定跡を覚える

これは、一定レベル以上に上達したいときに、避けては通れないものですが、最初は本当に頭に入りませんので、ざっと5手目くらいまで、メジャーなものを見るようにして、実際指されたものを後で調べるのがいいです。私は最初はヒガシコウヘイのチェス入門定跡編を見ていましたが、今では内容が古すぎますし、入手も難しいと思いますので、例えば、最初は はじめてでもよくわかる! 図解チェス入門 渡辺暁著 などでちょっと見るくらいでもいいと思います。

洋書だと、定跡本は無数にあるのですけど、日本語で書かれているものは皆無です。まだこの段階で手を出さすのは早いように思いますので、また後日にお話ししようと思います。

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