Anti-Corona Online Tournament
しばらくブログを更新していませんでしたが、その間に世界はとんでもない危機に陥っています。新型コロナウイルス感染症の蔓延により、世界の交流は麻痺して、チェス界でも大会の延期が相次いでいます。
少なくとも秋まで、日本で行われる公式戦はすべて中止もしくは延期となりました。そういう中、3月初旬よりオンライン(lichess.com)上でAnti-Corona Online Tournament(ACOT)という企画が始まりました。
Anti-Corona Online Tournament
概要は上記の通りです(ACOTのHPより抜粋)。週末に有志で集まり、lichess.com上で2時間試合をするというものです。当面の間OTBは難しいそうなので、こういった企画は非常に良いと思います。ちなみにツイッターのアカウントもあります。
ACOTに実際に参加してみて
正直なところ、仕事のこと、今後のことで気分が滅入っていて、当初はチェスどころでは無いと思っていたのですが、週末もほぼ外出できませんし、試合をしているとやはり気晴らしになっているようで、大変助かっています。こういう企画を立ち上げた若い人たちに感謝したいですね。
今日も参加しておりましたが、多少ネガティブな意見も出ておりましたので、そのあたりのポイントを少しかいておこうと思います。
- ペアリングがちょっと特殊
試合が終わった人や後からの参入者が、オンタイムでペアリングされるため、人によって試合数が全然違ってきたりします。終わるタイミングによっては、今試合していた人と再度当たったりするので、ちょっとそのあたりは微妙。 - ポイント制
一応トーナメントの形を取っているので、2時間たつとポイントで順位がつきます。基本的には、勝ち=2、引分=1、負け=0です。ただ、ペアリングが上記のような仕組みなので、たくさんの試合をできる人もいれば、2試合くらいしかできない人もいます。また、連勝するとポイント数が増えます。例えば3連勝目は4ポイントになるので、同じ3勝1敗でもポイントが違ってくることが多々あります。 - タイムコントロール
現在の設定は15分+10秒加算となっています。しっかり使って試合をすると1時間かかってしまう場合もありますし、ブリッツのように指す人もいます。個人的にはせっかく時間があるので、しっかり使った方がと思って試合してますけど、たくさんやりたい人にはちょっと長いみたいで、そのような意見が今日は出てましたね。
ちなみに今日のトーナメントには30名参加しておりました。結構来るなあという感じです。ただ試合をしたいだけなら、普通にオンラインでいつでもブリッツができますし、このイベントにこだわらなくてもいいわけですけど、個人的には、同じ時間に日本人が集まって試合するというのがうれしいので、今後も時間がある限りは参加しようと思っています。皆さんもあまり肩肘張らずに参加してみてください。
COMMENTS & TRACKBACKS
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いつもご参加ありがとうございます!
事態が終息するまでの間しばらくは続けていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします