名古屋オープン2018に参加しました
11月3-4日に名古屋市で行われた名古屋オープン2018に参加してきました。
今回は名古屋チェスクラブが50周年の記念大会と言うことで、例年に比べて高い賞金が設定されているのが特徴です。その賞金総額はなんと80万円!オープンクラスの優勝賞金は20万円という、例を見ないビッグな大会になり、名古屋以外からも強豪プレイヤーが多数参加し、レベルの高い大会になりました。
まずは結果から。優勝はまたもやTu選手でした!Tu選手も2つドローをして、盤石というわけではありませんでしたが、最終局、0.5ポイント差でトップを走っていたNanjo選手が敗れたため、逆転優勝となりました。そのNanjo選手を破ったのが、4年ぶりに公式戦に参加したWatanabe選手で、久しぶりでこのメンバーでも3位に入るところはさすがというしかありませんね。以下の順位は下記順位表から確認ください。37人で7ラウンドやるとさすがにレート通りというか、収まるところに収まる感じがします。
さて、自分はスタート順位通りに13位。2勝1敗4ドローでパフォーマンスも悪くなかったので、満足するべきかも知れませんが、いろいろやらかしてしまったので、今回はその局面だけご紹介しましょう。
安易にドローオファーは受けるな!
以前に、自分のブログ記事でもそのように主張したにもかかわらず、今回は比較的安直にドローオファーを受けたり、こちらからしたりしてしまいました。
60. … Qg2!
まずはこの局面。今年のオリンピアードメンバーに初選出されたジュニア強豪プレイヤーのOtawa選手との対戦。中盤でミスしてピースダウン。粘っていたらついに相手も間違えて、クイーンが相手陣に潜り込むことに成功!ここで彼はBe5??と指してドローオファーしてきました。時間もない上に、正直うれしかったので、即オファーを受けてしまいましたが…。そう、Qg1+で串刺しですね。問題として出されたら即答レベルのはずなんですが…。
43. Qd7+ Kg8
次はやはりFMでもあり強豪プレイヤーのBibby選手との最終局。一時ルークアップしたのですが、この局面。ピースアップはしていますが、a3のナイトは全然使えていません。やはり時間がなく、「ここでメイト食らったらやだなー」と思っていたら、勝ち方がまったくみえず、パペチュアルにしてしまいました。よく考えれば、詰めろをかけて、キングをf5あたりまで逃がせれば安全だと言うことが分かったはずなんですけどね…。
今大会は、さすがに試合数を詰め込んだ感があり、ちょっとスケジュールに遅れが出てましたが、いつも落ち着いた運営をされている名古屋チェスクラブの堀江さんには本当に敬服するばかりです。この場を借りて御礼申し上げます。また、オープンセクション以外でも入賞された方々はおめでとうございました。
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