全日本百傑戦の結果、全日本選手権の展望

全日本百傑戦の結果、全日本選手権の展望

全日本百傑戦について

・上記の結果はhttp://www.chess-results.com/より抜粋

先週末、3/18~20に行われた全日本百傑戦は混戦模様で終了し、山田弘平選手と小林厚彦選手が5.5ポイントの同率で優勝しました。4ラウンドまで連勝して独走していたIM小島慎也選手は最終日に小林選手に負けて、入賞を逃しました。4ポイント以上の選手を見ると、常連の強豪以外も多数入っており、アップセットが結構あったことがうかがえます。また、上位5人の対戦は、山田選手と青嶋選手の1局のみで、ほかは全く対戦がなかったのは、ちょっと問題かなあと思います。

今回は、大会運営は特に問題なかったようですが、百傑戦と銘打つのであれば、100人参加した場合でも、上位陣の順位が無理なく決まるだけのラウンド数がないといけないのでは?と思います。今回は77名が参加しましたが、それだと7ラウンド以上は必要で、持ち時間が減ってしまいますが、8ラウンドあった方がよかったのではないでしょうか。日本において、4日以上のトーナメントを行っても、参加者を確保するのが難しいので、落としどころが微妙ですが、これだけ同ポイントで並ぶと、入賞者を決めるにも不平感が出てしまう可能性があります。

注目の全日本選手権のシード選手、私自身が参加しなかったため明確にはわかりませんが、重複や辞退者を含めると、4ポイント以上獲得した選手は選出されるものと思います(間違っていたらごめんなさい)

第50回全日本チェス選手権全国大会(アルゼンチンカップ)

日時:2017年4月30日(日)〜5月5日(金)
会場:大田区産業プラザPIO(5/3,4は大田区民センター)
試合方式:スイス式11回戦
持ち時間:40手90分+30分、初手より1手30秒累加加算
スケジュール:1日2試合(最終日は1試合) 10:00~15:00 15:30~20:30

上記の予定で行われます。例年40~50名前後の選手が参加して行われていますが、今年はどれくらいの規模になるでしょうか。平行して、ゴールデンオープンという大会も行われるため、全日本シードを持っていても、敢えてこちらの大会に参加する選手もいるようです。

今更ですが、百傑戦以外ですでにシードを決めている選手もいます。選出条件は以下の通りで、
(A)年間25局以上対局の段位上位者10名
(B)年間4回以上レイティングTOP20登載
(C)ジャパンオープン上位10名
(D)各選手権チャンピオン
(E)地区予選(百傑戦含む)
(F)会長推薦…謎。

現時点でシードを獲得している選手は以下の通りです。(敬称略、順不同)

権田源太郎(A) 小島慎也(A,B,C) 小林厚彦(A,B,D) Averbukh,A(A,B,C) 山田弘平(A,B) 塩見亮(A,B) 馬場雅裕(A,C) Bibby Simon(A) 浜根謙一(A) 入江有樹(A,B,C) 東野徹男(C) 青嶋未来(B,C) 佐野富(C) 勝田裕貴(C) 中村尚広(B,C) 東芝輝臣(C)  Tran Thanh Tu(B) 杉本公一(B) Lin Gary(B) 三ツ矢直人(B) 田中泰良(D) 石塚美来(D) 福田成美(D) 田畑穣(D) 野口恒冶(E) 古谷昌洋(E) Lorenzana Arkenette(E) 田尻正樹(E) 岩崎雄大(E) 平尾聡至(E) Scott Tyler(E) 源マルコス(E) 倍井隆行(E) 大多和優斗(E) 阿部裕太(E) 篠田太郎(E) Drakakis Athanasios(E) 沼田剛(E) 川中陽輔(E) Trisha(E) 大谷岳史(E) Kanyamarala Tarun(E) 坂井延寿(E) Nodon Jeremi(E) 逢阪拓真(E) 蒔田浩士(E) 石井伊知郎(E) 藤井智彬(E) Hiebert Kenji (E) 佐々木優(E) 三津井理公(E) 以上51名

私自身も、すでに申し込みを済ませましたので、参加中はできる限り、このブログでも情報提供したいと思います。辞退者が多い場合、繰り下がりや、会長推薦で出てくる人もいるかもしれません。(4/3に追記しました)

では、ゴールデンウィーク中の熱戦を期待しましょう!

 

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