NCS Sunday Cup 2021 グランプリ予選が始まりました
久しぶりのブログ更新となります。OTBの大会も軒並み中止となる中、NCSの方がいろいろ知恵を絞って企画してくださっていますが、NCS Sunday Cup 2021 グランプリ予選が始まりました。こちらの大会はオンライン(lichess)で行われるラピッド(持ち時間:15分、1手ごとに10秒加算)の大会で、昨年のNCS Rapid Online Championship 2020のファイナリストなどの招待選手11名と5月に行われたオープン予選を勝ち抜いた6名、合計17名で争われます。グランプリ予選は6~11月の6回行われ、各予選でポイントを合算し、上位6名がファイナルに進出します。
かくいう私も第1回オープン予選を3位でギリギリ通過し、グランプリ予選に出場いたしました。出場選手と今回の各選手の獲得ポイントは以下の通りです。ちなみに優勝候補でもあるFM青嶋未来選手は今回お休みのようです。
第1戦はIM Nanjo選手が貫禄の全勝優勝しました。2位のKoh選手はあまりなじみがありませんでしたが、学生選手権で好成績を収めていた新星で、今回オープン予選を優勝して勝ち上がりました。私もオープン予選で対戦しましたが、いいとこ無く敗れています。
NCS(日本チェス連盟)のホームページより引用
今回、大会中にlichessのサーバーが2回再起動されるアクシデントがあり、1回目は事前に告知があったのですが、2回目は対局中いきなりで、時間落ちが発生した対戦が4局ありました。オンライン大会ではチート(不正行為)対策が大事と思っていましたが、こういったトラブルも起こりえると言うことで、今後の運営に参考になったのではないでしょうか。
最後に、ちょっと面白いエンディングの局面を。私が白でHigashino選手との試合です。終盤で間違えまして、負け試合だったのですが、紆余曲折してこの局面図です。
白がBc2とさしたところですが、このビショップを取るとステールメイトで引き分けですので、取れません。この後数手ありますが、よほど間違えない限り黒ポーンは昇格できず、引き分けであることを確認してみてください。こういう局面があることを知っていると、将来必ずポイントを拾うのに役に立ちます。
以下のリンクから全試合のPGNファイルや試合結果の確認ができます。またYouTubeのNCS公式チャンネルの実況動画のリンクも掲載しておきますので、ちょっと見てみてくださいね。
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