本日から、日本のチェスプレイヤーお待ちかねの全日本チェス選手権全国大会が始まりました。6日間、11試合の長丁場で行われます。毎年恒例なのですが、今年はちょっとひと味違いますので、そこを解説します。

会場

例年使われている大田区産業プラザPIOや大田区民センターではなく、池上会館で行われています。予算等の関係から、どうしても公立の施設で行われるのはやむを得ないですね。今年の3月に大田区民センターが閉館したので、ちょっと一波乱というか、変則な日程で行われるのは、以前の記事[blogcard url=”https://japanchess.com/2018/03/23/post-918/”]でご紹介したとおりです。駅からちょっと歩きますが、快適な会場だと思います。

運営の仕方が一新された

今回は、少し前にアービターセミナーが行われた影響もあるのか、志高い方々が運営をしてくださり、けじめある感じで大会は始まりました。もちろん始まったばかりで、長い日程のうちでは、トラブルもあるかもしれませんが、

• 対局時計が運営側で用意され、統一されている。
• FAヒーバートさん、NA山田さん、NA荒井さんの3人が常時会場を巡回している。
• ペアリングがスイスマネージャーで行われ、正確、迅速にペアリングが行われている。
• 試合も比較的短時間で全試合がWeb上で公開されている。

など、少し前の大会と比べると隔世の感があります。

1,2ラウンドですでに波乱あり

さて、実際の大会ですが、2ラウンド終了の時点で、全勝は

こちらの6人の方です…。IM Kojima選手を始め、上位常連の方々ですけど、すでにCM Tran Thanh Tu選手は初戦でFukuda選手と引き分け、CM Matsuo選手はAoki選手に負け、と波乱がありました。まあ、11試合ありますから、まだ全然わかりませんけど、多少、ポイントの潰し合いがあった方が大会は盛り上がりますからね！明日以降の熱戦に期待しましょう。

ちなみに明日のペアリングは、以下のリンクから確認できます。[blogcard url=”http://chess-results.com/tnr349011.aspx?lan=22&art=2&rd=3&turdet=YES”]

え、私？私は1試合目はおじさんの貫禄で勝ちましたけど、2試合目は若手成長株のHiebert選手にあまりいいとこなく負けました。中盤4試合不戦にしますので、参考記録みたいなものですけど、一応勝ち越しは狙いたいですね。皆さん一緒に頑張りましょう。