レイティングと称号

競技としてのチェスをする際、自分の強さ(棋力)を表すものとして、レイティングと称号があります。

FIDE公認の試合を行った場合にElo rating systemにて算出されるレイティングが付きます。算出方法の詳細はイロレーティング(Wikipedia)を参照ください。レイティングは平均的なプレイヤーは1500がつき、200差あると、上位の者が勝つ確率は76%と言われています。

称号については獲得するための条件がありますが、レーティングレベルのみ表記すると、

GM Grand Master 2500+
IM International Master 2400+
FM FIDE Master 2300+
CM Candidate Master 2200+

2017年1月時点での世界トップ10のレイティングは以下のようになっています。当然、全員GMです。Carlsenは現世界チャンピオンです。

Rank Name Country Rating B-Year
 1  Carlsen, Magnus  NOR  2840  1990
 2  Caruana, Fabiano  USA  2827  1992
 3  Kramnik, Vladimir  RUS  2811  1975
 4  So, Wesley  USA  2808  1993
 5  Vachier-Lagrave, Maxime  FRA  2796  1990
 6  Anand, Viswanathan  IND  2786  1969
 7  Nakamura, Hikaru  USA  2785  1987
 8  Karjakin, Sergey  RUS  2785  1990
 9  Aronian, Levon  ARM  2780  1982
 10  Giri, Anish  NED  2773  1994

一方日本のTOP10は以下の通りです。GMは一人もいません。2位にあの羽生さんがランクインしていますね。新進のプロ棋士の青島五段も4位にランクインしています。レベル的にはまだまだ世界に後れを取っています。

# Name Title Rating B-Year
 1  Kojima, Shinya  IM  2403  1988
 2  Habu, Yoshiharu  FM  2399  1970
 3  Nanjo, Ryosuke  IM  2338  1988
 4  Aoshima, Mirai  2281  1995
 5  Baba, Masahiro  CM  2262  1984
 6  Matsuo, Tomohiko  CM  2242  1975
 7  Bibby, Simon FM  2225  1974
 8  Averbukh, Alex  CM  2197  1982
 9  Yamada, Kohei  FM  2136  1988
 10  Kuwata, Susumu  2134  1988