*この先の項目はルールとマナーが混在しているので、正式なルールは都度ご確認ください。
その他のルールやマナー
タッチアンドムーブ
言葉通り、チェスでは触った駒は(可能である限り)動かさなければいけないという決まりがあります。公式戦でもたまに守らない方がいますが、指摘して動かしてもらうことができます。駒の位置がずれている時に直したい場合は、自分の手番の時のみで、必ず掛け声をしてから直します。
対局中
基本的に、静粛を保つことが要求される、相手を威圧するような仕草、行為についても禁止されている。飲食は特に制限はないが、音については配慮が必要です。飲酒、喫煙は原則不可。
携帯電話、電子デバイスについては、最近問題になっていることもあり、最低限電源をオフにするか、主催者に電子デバイスを全て預けることが要求されることが多い。事実、近年のチェスオリンピアードで、試合には勝った日本選手が、電子デバイスの持ち込みが発覚して、負け扱いになったことがあった(実際の不正行為はなかった模様)。
ゲームを観戦する際は、静粛にするのはもちろん、指し手のアドバイス、ルールに関してのアドバイスなどは全て禁止されています。基本的には当事者同士とアービター(審判)のみが関与できます。
時間制限
少なくとも公式戦には、時間制限があり、チェスクロックの使用が求められます。原則、手持ちの時間が無くなった方は負けとされますが、フェアプレイの観点から、以下のルール設定がされている。
- 時間切れは指摘しない限り、ゲームは続行される。
- 時間切れを指摘される前に、盤面上でチェックメイトが成立したら、したほうの勝ち。
- 両方のプレイヤーの時間がなくなった時点で気がついた場合は、引き分け。
- 自分が時間切れを指摘され、相手には残り時間がある場合でも、相手がチェックメイトにできる戦力がなかった場合は引き分けを申請できる。